九重部屋でクラスター 部屋全体で感染者14人に

[ 2021年1月20日 05:30 ]

元千代大海の九重親方
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 芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は19日、初場所全休となっている九重部屋で新たに5人(幕下以下力士4人と行司1人)が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性判定を受けたと発表した。同部屋では場所前の検査で幕内・千代翔馬、十両・千代鳳ら4力士の感染が判明。18日には師匠の九重親方(元大関・千代大海)らの感染が明らかになっており、部屋全体の感染者は14人に及んだ。

 18日昼に部屋の中で喉の痛みなどを訴える人がいたため、37人に検査を実施。結局、10人が陽性となった。この中には場所前に感染が判明した人物は含まれておらず、症状がひどい4人は入院したという。芝田山部長は「前回感染した人のウイルスが今になって出てきたということ」と説明。部屋全体で休場している宮城野、荒汐の2部屋では追加の感染者は出ていないが「早く収まるのを願うしかない。一つの部屋で収まっているし、場所への影響はない」と話した。

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2021年1月20日のニュース