貴景勝も…戦後最多関取17人が休場 左足首負傷で綱獲り一転…来場所カド番

[ 2021年1月20日 05:30 ]

大相撲初場所10日目  ( 2021年1月19日    両国国技館 )

取組終了後、休場を知らせる電光掲示板に貴景勝の名が加えられた(撮影・島崎忠彦)
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 大相撲初場所10日目の19日、大関・貴景勝(24=常盤山部屋)が日本相撲協会に「左足関節じん帯損傷のため約3週間の加療を要する」との診断書を提出し、休場した。初の綱獲りに挑んだ今場所は9日目まで2勝7敗の大不振。春場所(3月14日初日、エディオンアリーナ大阪)は3度目のカド番になる。また、これで十両以上の関取の休場は17人となり、2002年名古屋場所の16人を上回り戦後最多に。緊急事態宣言下の場所は、さらに寂しくなった。

 初の綱獲り挑戦は不完全燃焼に終わった。貴景勝は3日目の北勝富士戦で左足首を痛めたが、その後も師匠の常盤山親方(元小結・隆三杉)に「まだちょっと不完全燃焼なんで、(相撲を)取らせてください」と直訴し、土俵に上がり続けた。だが、7敗目を喫した18日の夜、師匠に「足首に痛みがある。これ以上相撲は取れない。明日から休場させてください」と申し出た。

 隠岐の海戦は不戦敗で負け越しが決定。優勝した大関が翌場所で負け越すのは、03年秋場所の魁皇(現浅香山親方)以来で、春場所は昨年7月場所以来3度目のカド番となる。足首を痛めるのは初めてだが、師匠は「もちろん、3月は出ます」と次場所の出場を明言。「これからしっかり(患部を)治して、3月場所に向けて最大限の努力をするしかない。稽古で体を鍛えていくしかない」と弟子の気持ちを代弁した。

 十両以上では貴景勝が17人目の休場者となり、02年名古屋場所の16人を上回る戦後最多を更新した。場所前に横綱・白鵬らが新型コロナウイルスに感染するなど、初日から十両以上は16人が休場。取組数は幕内が3番減、十両は5番減となっていた。ここにきて一番の注目力士の休場で、土俵はさらに寂しさを増すことになる。

 貴景勝の不振の理由の一つとして、体重増を指摘する声もある。以前は170キロ台を推移していたが、現在は183キロ。だが、師匠は「稽古しながら、体は大きくなっている。やりすぎるとかは私は感じません」と否定した。さらに「押し相撲一本できている。押し相撲でもっともっと今以上努力して、磨きをかけていくしかない。パワーをつけて。いまさら四つ相撲、100%無理ですから」とし、今後も“らしさ”を貫き通した上で、綱獲りに再挑戦させる考えを示した。

 【「公傷」適用された時代 貴乃花ら初日から8人休場】
 ▽2002年名古屋場所VTR 03年まで公傷制度が適用されており、この場所も休場者が続出。7場所連続休場だった横綱・貴乃花、大関・武双山ら十両以上で8人が初日から休場した。大関は4日目から魁皇、5日目から栃東も途中休場。平幕は7人が途中休場した。玉春日と栃栄が再出場したものの、十両以上の休場は当時最多の16人。大関以上の皆勤力士は横綱・武蔵丸と、優勝した大関・千代大海の2人だけだった。

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