正代 2敗守り、カド番脱出「解放された感じ」

[ 2021年1月20日 05:30 ]

大相撲初場所10日目 ( 2021年1月19日    両国国技館 )

遠藤(右)を突き落としで下す正代(撮影・島崎忠彦)
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 正代が10日目で勝ち越しを決めカド番を脱出した。遠藤戦。相手に出し投げで揺さぶられるなど受け身になったが、土俵際のすくい投げで体を入れ替えながら、最後は執念の突き落とし。物言いがついたが、軍配通りの判定で勝ち名乗りを受け、花道では苦笑いを浮かべながら部屋付きの井筒親方(元関脇・豊ノ島)に勝利を報告した。「今場所の8勝の中でも内容は一番悪かったかもしれないが、最後まで諦めなかった」と勝利をかみしめた。

 新大関場所で左足首を負傷し途中休場。カド番の重圧は相当なものがあったというが「安心した。長く重苦しい状況から解放された感じ」と息をつく。一つの目標はクリアした。大栄翔との1差は死守し、残り5日間。「ここで一呼吸置き、しっかり落とさないようにしたい」と逆転Vを見据えた。

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2021年1月20日のニュース