いとこのリベンジを国立で 天理大のフッカー佐藤が日本一へ闘志

[ 2021年1月7日 05:30 ]

フッカー佐藤康は小柄な体に似合わず得点能力が高い
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 ラグビーの全国大学選手権決勝(11日、国立競技場)で、早大と対戦する天理大が6日、奈良県天理市内で練習を公開した。フッカー佐藤康(3年)は「何が何でも勝ちたい」と、いとこが夢破れた「初の日本一」の実現に燃えている。

 2大会前の準優勝時のフランカーだった佐藤慶(23=豊田自動織機)は、父同士が兄弟。準決勝を突破した後に「オレたちと同じ結果にならないように、もう1回気を引き締めろ」と激励が届いた。
 
 今大会の“弟分”の活躍は目を見張るものがある。2戦連続2トライ中。上背は1メートル69ながら、ゴール前のFW戦がめっぽううまく「あの数十センチの戦いはいける感覚しかない」と頼もしい。連覇を狙う早大にも「ゴール前で点を挙げられるかが大事」と、小柄な体を潜り込ませる考えだ。
 
 FWに高さがない分、ラインアウトがチームの不安要素で、正確なスローイングが求められる。関西勢36大会ぶり優勝のカギを握る。

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2021年1月7日のニュース