福岡第一 3連覇消滅 残り58秒で勝ち越し許す ハーパー号泣「申し訳ない」

[ 2020年12月28日 05:30 ]

全国高校バスケットボール選手権 男子準々決勝   福岡第一61―64仙台大明成 ( 2020年12月27日    東京体育館 )

仙台大明成に敗れ、肩を落とす福岡第一の選手たち(JBA提供)
Photo By 共同

 3連覇のプレッシャーなのか。福岡第一はリードして第4Qへ入った。しかし、高い決定力を誇るシュートが、打っても打っても入らない。焦りが焦りを生み、ミスの連鎖。終盤は逆転されると再逆転するシーソーゲームとなった。61―61の残り58秒からフリースローを決められ勝ち越されると、逆転できなかった。

 井手口孝コーチは大会前「普段通りのプレーができれば」とを話していたが、堅守速攻の躍動感あふれる「普段通りの」バスケは影を潜めた。コロナ禍で感染予防を最重視したことで「最後にうちの生命線の練習量が足りなくなった」と指揮官は唇をかんだ。

 今年最初で最後の全国大会を不完全燃焼で終えた主将でエースのハーパー(3年)は「エースとしてチームを勝たせられず本当に悔しい」と号泣。腰のケガを押してプレーした。「自分がシュートを決められなかったので負けた。いいパスも出せなかった。優勝できなくて申し訳ない」と泣き崩れた。

 それでも意地をみせた。第3Qで43―44と逆転された直後、再逆転の3点シュートを沈めた。第4Qには、ゴール下の生命線、センターのアリ(3年)が5ファウルで退場。そこから「俺が点を取る」と、厳しいマークにあいながらも6点を奪い気を吐いた。

 卒業後は尊敬する昨年の主将、河村勇輝と同じ東海大へ進む。「勇輝さんを超える選手になって日本代表として活躍できるように」。いつの日か今日の悔し涙を、必ずうれし涙に変えてみせる。

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