柔道ロンドン五輪銀・中矢が引退会見、後輩に「精神力身に付けて」

[ 2020年12月18日 05:30 ]

現役引退の記者会見に臨む柔道男子73キロ級の中矢力(ALSOK提供)
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 柔道の12年ロンドン五輪男子73キロ級銀メダリストの中矢力(31=ALSOK)がオンラインで引退会見に臨み「柔道で忍耐力、諦めない気持ちを強くしてもらった。今後はコーチとして世界で活躍できる選手を育成したい。教え子に五輪金メダルを獲ってもらいたい」と語った。

 日本男子が史上初の金メダルなしに終わったロンドン五輪では、決勝で「頭が真っ白になり、自分の柔道ができなかった」という。そうした経験を踏まえ、来夏の東京五輪に臨む後輩たちには「世界選手権とは雰囲気も全く違う。大舞台に立っても動じない精神力の強さを身に付けてほしい」とエール。リオ五輪代表を争った大野将平(旭化成)らの活躍を願った。

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2020年12月18日のニュース