貴景勝が朝乃山と三番稽古で7勝3敗 綱獲り場所へ「プラスにしていきたい」

[ 2020年12月18日 16:07 ]

<相撲・合同稽古初日>朝乃山(右)と三番稽古を行った貴景勝。左は稽古をみつめる白鵬(代表撮影)
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 大相撲の関取衆による合同稽古が18日、東京都墨田区の両国国技館にある相撲教習所で始まり、貴景勝は朝乃山と大関同士の三番稽古を行い10番取って7勝3敗だった。初場所(来年1月10日初日、両国国技館)で綱獲りの貴景勝は「普段肌を合わせられないような(力士と)肌を合わせられる。めったにない機会ですから自分にとってプラスにしていきたい」と大関同士で高め合い、気持ちいい汗を流した。

 突き押しの貴景勝に対して四つの朝乃山。貴景勝が持ち味を出す場面が多く、最初と最後に3連勝した。「持ち味が違うので、やっぱりがっぷりになってしまうと、朝乃山関の方が有利。自分の方が有利に持っていくには離れた展開にもっていくというのがある」と振り返った。

 一方、朝乃山は初場所で自身初のカド番となる。先場所中に痛めた右肩の調子は上向いているが、実戦から遠ざかっておりこれから状態を上げていく段階。部屋には関取衆が不在のため、合同稽古は貴重な機会になる。「久しぶりの関取衆との稽古なので、思い切っていこうとおもった。感触が戻ってくればいい」と前向きだった。

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