レイダースがチャージャーズに苦杯 プレーオフ争いから後退 QBカーは負傷退場

[ 2020年12月18日 13:55 ]

延長で決勝のTDをマークしたチャージャーズのQBジャスティン・ハーバート(AP)
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 NFLは17日、ラスベガス(ネバダ州)で第15週の1試合を行い、地元のレイダースはプレーオフ進出の可能性をすでに絶たれているチャージャーズに延長の末に27―30(10―17、延長3―6)で敗れて7勝7敗。先攻となった延長では23ヤードのFGを決めたもののTDには至らず、直後のドライブでチャージャーズにTDを決められて敗れ去った。

 レイダースは第1QにエースQBデレク・カー(29)が股関節を痛めて退場。昨季までタイタンズに在籍したマーカス・マリオータ(27)がパスとランで1つずつTDをマークしたが、最後は守備陣が持ちこたえきず、ここ5戦で4敗目を喫してプレーオフ争いからは大きく後退した。

 チャージャーズは今季初の連勝で5勝9敗。同点で迎えた第4Qの残り3分38秒と51秒に、キッカーのマイケル・バッジリー(25)が51ヤードと47ヤードのFGを立て続けに失敗したが、延長では守備陣がレイダースに自陣ゴールライン直前まで攻められながらもTDを許さずこれが勝利につながった。

 ドラフト全体6番目に指名されたQBジャスティン・ハーバート(22)はパスで2つのTDをマークし、今季のTDパスを「27」として、2018年にベイカー・メイフィールド(現ブラウンズ)がマークした新人QB記録に並んだ。さらに後攻となった延長ではWRジェイレン・ガイトン(23)に53ヤードのロングパスを通して一気に前進。最後は残り1ヤードを自ら突進して決勝のTDを記録した。

 チャージャーズが同じAFC西地区に所属するチームに勝ったのは2018年12月30日のブロンコス戦(23―9)以来。同地区内の相手に対する連敗を「9」で阻止した。

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