大鵬の孫・納谷、新十両昇進決定 「王鵬」に改名「祖父の鵬の字をいただき…名前に見合った人間に」

[ 2020年11月25日 11:35 ]

 新十両昇進を果たした納谷改め王鵬(日本相撲協会提供)
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 優勝32度を誇る元横綱・大鵬(故人)の孫で、元関脇・貴闘力の三男、納谷改め王鵬(20=大嶽部屋)が25日、大相撲初場所(来年1月10日初日、両国国技館)の番付編成会議で新十両昇進が決まった。都内の大嶽部屋でオンラインによる会見に臨んだ王鵬は「よかったなと思う。祖父の鵬の字をいただき、うれしい」と喜びを語った。

 新十両のタイミングで改名したしこ名は、師匠の大嶽親方(元十両・大竜)が以前から温めていたもの。会見に同席した同親方は「わんぱく相撲をやっていた頃、力士になったらどんな名前がいいか勝手につけていたのが王鵬。当時から風貌が王だった。今もそうだが、あまりしゃべらず我が道を行く。どっしりと落ち着いた感じ。納谷を見たとき王鵬と分かるしこ名」と説明した。王鵬は「名前自体は格好いい。名前に見合った人間になりたい」と意欲を示した。

 強豪の埼玉栄高を経て、大鵬が起こした大鵬部屋が前身である大嶽部屋に入門し、18年初場所で初土俵を踏んだ。幕下上位に上がってからは一進一退の場所が続いたが、西筆頭だった11月場所で6勝1敗の好成績を残して、新十両昇進が確実となっていた。父の貴闘力とは史上11組目の親子関取となる。丸3年での昇進に「自分の中では納得はいっていない。もう少し早く上がるつもりでいた。入ったときは2年で(昇進できるように)頑張ろうと思った」というが、大嶽親方は「上がってからどれだけ頑張れるか。ここから勝負してほしい」と期待を込めた。

 大鵬の孫ということで入門前から注目を集めてきた。王鵬は「注目されるのはうれしい。見劣りしないようにしていきたい。しっかり前に出て、攻め続ける相撲を取っていきたい」と抱負を語った。同学年である琴勝峰、豊昇龍は既に幕内で活躍しており、21年での新入幕を目指すとともに「やるからには一番上を目指しているので、憧れはある」と最高位への思いを語った。

 祖父の故郷である北海道・弟子屈町からは化粧まわしが贈られることが決まっており、屈斜路湖と摩周湖が描かれているという。「これが終わってから墓参りに行こうと思っている」と祖父に昇進報告することも明かした。

 番付編成会議では、東洋大出身の白石改め東白龍(24=玉ノ井部屋)の新十両昇進もまった。元幕内の矢後(26=尾車部屋)は4場所ぶり、竜虎(22=尾上部屋)は8場所ぶりの再十両となった。

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