八角理事長 照ノ富士に「日々粘りがなくなっている」と指摘、貴景勝も「思い切りがなくなっている」

[ 2020年11月18日 20:53 ]

大相撲11月場所11日目 ( 2020年10月18日    東京・両国国技館 )

<大相撲11月場所11日目>妙義龍(左)をきめ出しで下す照ノ富士(撮影・島崎忠彦)
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 平幕の志摩ノ海とともに優勝争いのトップに立つ大関・貴景勝と1差で追う小結・照ノ富士がそれぞれ勝った。

 貴景勝は初顔の琴勝峰に押し込まれながらも、相手の動きをよく見て突き落とし。新鋭の挑戦を退けた。

 一方の照ノ富士は妙義龍にもろ差しを許したものの、そのまま両手で相手の腕を絞るようにしてきめ出した。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は、照ノ富士の強引な相撲内容に「強いな、という感じはしたけど、日々粘りがなくなっている。右を差して自分の形にするのが面倒くさいから、差されたらきめてしまえ、という相撲だった。精神的な粘り強さがなくなっている」と指摘した。その上で「豪快だけど危ない。あそこで妙義龍に動かれたり、回り込まれたりしたら、力が入らなくなる。引っ張り込んでという相撲になるとケガにもつながる」と膝に不安を抱える元大関に注意を求めた。

 一方、貴景勝の最近の相撲内容についても不安を感じているようだ。「いなしが多くなっている。思い切りがなくなっている感じがする。立て直すために、あした(12日目の宝富士戦)はいい相撲を取ることだ」と話した。

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