森喜朗会長、五輪開会式「今までと違ったものに」選手の意向ヒアリングも

[ 2020年11月18日 20:20 ]

合同事務折衝後、記者会見に臨む東京五輪・パラリンピック組織委の森喜朗会長(右)とIOCのコーツ調整委員長
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 国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)と東京五輪・パラリンピック組織委員会などによる合同事務折衝は18日、最終日の会議を行った。会議後、大会の準備状況を監督するIOCのコーツ調整委員長や、組織委の森喜朗会長らが記者会見した。

 21年7月23日の五輪開会式について、森会長は「様々なケースを考えないといけない」と話した。新型コロナウイルス禍では人との距離を取ることが重要になるが、「待機場所で1、2メートル(の距離を取ること)は難しい。そこから全体の総数はどうあるべきなのか。安心安全のために努力しているので、アスリートにも我慢してもらう点もある。今までと違ったものにするべきと思う」と説明した。

 会議の中で、森会長は「選手の意向も聞いてみたらどうだ、と提案した」とし、各国のオリンピック委員会(NOC)を通じて、アスリートの考えをヒアリングする姿勢を示した。

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