バッハ会長が国立競技場視察「素晴らしい雰囲気」

[ 2020年11月17日 17:43 ]

国立競技場を視察するIOCのバッハ会長(中央)
Photo By 代表撮影

 国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が17日、来夏の東京五輪でメインスタジアムとなる国立競技場(東京都新宿区)を視察した。「感動的だ。既に素晴らしい雰囲気に満ちている」とし、「選手が行進のために入ってくる、聖火が入ってくるのを想像するだけで、感動的だ」と話した。

 バッハ会長は前日(16日)、海外選手らに新型コロナウイルスのワクチン接種を求める意向を示した。この日は「選手村に入る全ての参加者にはワクチン接種を呼びかけたい」とし、海外から来日する観客のワクチン接種について「義務にはしない」とした。

 聖火リレーやテストイベントが行われる来春、バッハ会長は再び来日する予定。いまだコロナ収束は見通せず、開催に向けての機運は高まらないが、「人間はものを知らないと疑い深くなる。だからこそ、説明していかないといけない」と言う。競技場周辺では、五輪反対派の市民が「バッハ出てこい!」、「オリンピックいらない!」と叫んでいた。

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2020年11月17日のニュース