男子国内ツアー 2試合間で異例のチャーター機移動 コロナ感染防止策

[ 2020年10月27日 14:35 ]

会見する池田副会長(JGTO提供)
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 ジャパンゴルフツアー選手会の池田勇太副会長が27日、リモートで会見し、新型コロナウイルス感染防止策として国内ゴルフ界初の試みとなるチャーター機による移動を発表した。

 11月12日から15日まで行われる三井住友VISA太平洋マスターズの舞台となる静岡県御殿場市から、翌週開催のダンロップ・フェニックスの会場となる宮崎市への移動に関して、公共交通機関利用によるリスク回避が目的。選手、キャディー、関係者、報道陣らが対象で、三井住友VISA太平洋マスターズ最終日翌日の16日に羽田発宮崎行、ダンロップ・フェニックス最終日翌日の23日に宮崎発羽田行の2便を運行する。コロナ禍のなかで初めての2週連続開催。さらに静岡県から宮崎県への移動を考慮に入れたもので、池田副会長は「いろいろ意見があるなかで、私がスポンサー契約を結んでいるANAさんにお願いした。他のプロスポーツではバスを貸し切ったり、大きな移動をなるべく減らす日程を組むなどの試みをしている。今回は飛行機以外に移動手段がないということから、こういう判断を取らせていただいた」と説明する。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、米男子ツアーも6月のツアー再開当時は専用チャーター機を使用していたが、JGTOは「日本では初めてでしょう」という。コロナ禍は依然として終息する見通しが立っていないだけに、池田副会長は「こいうった前例を作れれば、何かあったときに対応できるシステムができるのではと思っている」と話した。

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