川内優輝 800&1500m出場で福岡国際マラソンへ手応え 自粛期間中は資格試験の勉強

[ 2020年10月27日 16:27 ]

陸上 東京陸協中距離チャレンジ ( 2020年10月27日    東京・駒沢陸上競技場 )

<東京陸協ミドルディスタンス・チャレンジ 男子1500メートル>男子1500メートル4組で走る川内(中央)=撮影・郡司 修
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 プロランナー川内優輝(33=あいおいニッセイ同和損保)が男子800メートルに出場し2分2秒97、約2時間後に出場した同1500メートルは3分56秒22をマークした。川内は「全盛期に比べるとまだまだだが、1500メートルでは4分を切れた。福岡ではサブテン(2時間10分以内)を狙いたい」と9カ月ぶりのフルマラソンとなる福岡国際マラソン(12月6日)に弾みを付けた。

 海外遠征も含めてロードレースがない時期には国内で高地合宿などを行い、スピード強化に取り組んできたという。「昨年は月間1000キロ走っても結果が出なかった。今年やってみて高地で7~800キロ走った方がスピードも切れも戻ると感じた」と手応えを口にした。

 月に1度は国内外のフルマラソンに出場していた川内にとって大会が開催されない現状は異例の事態だが、緊急事態宣言下には趣味と実益を兼ねた「国内旅行業務取扱管理者」の資格勉強に集中して気を紛らわせていたという。「4、5月は地元にこもっていた。あのときは試験勉強でごまかしていた」と振り返る。

 合格率が3、4割という試験の結果はあす28日に発表予定。ライフワークがマラソンと旅と断言する川内にとっては今後を見据えた上でも重要な資格になる。「ほぼ確実に受かっていると思うので、あとは発表を待つだけ。この資格でスポーツツーリズムなども企画できる」と発表を心待ちにしていた。

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2020年10月27日のニュース