正代 「新大関」2場所連続Vへ “不滅の69連勝”双葉山以来、83年ぶり快挙目指す

[ 2020年10月27日 05:30 ]

大相撲11月場所 新番付発表

番付表を手にする新大関の正代(日本相撲協会提供) 
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 日本相撲協会は26日、大相撲11月場所(11月8日初日、両国国技館)の新番付を発表し、秋場所で初優勝を飾って大関昇進を果たした正代(28=時津風部屋)が東の2番目に座った。新大関の優勝は過去8人いるが、昇進直前場所も優勝しているのは双葉山だけ。正代は時津風部屋を起こした偉大な横綱と同じ道を目指す。

 大関昇進が決まっていても、新番付を見ると気持ちが引き締まった。都内の時津風部屋でオンライン会見に臨んだ正代は「大関に上がったんだなという感じ。いつもより緊張感がある。責任が今までと違う」と心境を語った。

 慎重なタイプだけに新大関の目標も「その日にできる一番いい相撲を取れたら。最初は勝ち越しを目指して、そこから徐々に目標を上げていく」と昇進後からぶれていない。ただ、大関の優勝が17年初場所の稀勢の里(現荒磯親方)を最後に21場所も遠ざかっていることを問われると「優勝はもちろんしたい」と切り出し「ケガなく盛り上がる相撲が取れれば」と答えた。優勝への思いは昇進直後に比べれば増している。

 優勝で昇進し、新大関場所で2連覇を達成したのは、1937年(昭12)春場所の双葉山しかいない。正代の所属する時津風部屋は、不滅の69連勝を記録した元横綱・双葉山が創設者。熊本出身として58年ぶりの新大関となった正代だが、83年ぶりの快挙を達成するチャンスも迎えた。

 今年の4場所では計45勝を挙げ、朝乃山の43勝を上回りトップに立っている。優勝なら文句なしで初の年間最多勝となる。新型コロナウイルスの感染拡大によって、11月場所はご当地の九州ではなく国技館での開催となった。その分「いい相撲を取って土俵を沸かせられたらいい」と意気込む。秋場所は立ち合いで圧力をかけて前に出る相撲で賜杯を抱いた。同様の相撲を取り切れれば、双葉山の歩んだ道が見えてくる。 

 ▽双葉山の新大関優勝 関脇だった1936年(昭11)夏場所を11戦全勝で制し、37年春場所を新大関で迎えた。安定した取り口で初日から白星を重ね、8日目の鏡岩との大関対決はうっちゃりで勝利。千秋楽は横綱・男女ノ川を上手投げで破り、2度目の優勝を全勝で飾った。同年夏場所は13戦全勝で3連覇を飾り、横綱に昇進。全勝優勝は38年夏場所まで5場所続き、39年春場所4日目に安芸ノ海に敗れるまで69連勝となった。

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