“シンクロの女王”小谷実可子さん組織委員会SD就任 「力を尽くす」

[ 2020年9月30日 14:26 ]

小谷実可子さん
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 東京五輪・パラリンピック組織委員会は30日、シンクロナイズドスイミング(現アーティスティックスイミング)五輪銅メダリストの小谷実可子さん(54)が10月1日付でスポーツディレクター(SD)に就任すると発表した。同日付でスポーツ庁長官に就任する室伏広治SD(45)の後任となる。

 小谷さんは現役時代、“シンクロの女王”として活躍し、日本選手団旗手を務めた1988年ソウル五輪ではソロ、デュエットとも銅メダルを獲得。現在は日本オリンピック委員会(JOC)理事などの役職に就いている。SDは組織委における“競技部門の顔”で、アスリートの意見を大会運営全般に反映させるため、国際オリンピック委員会(IOC)や各国際競技団体(IF)などとの調整役となる。

 小谷さんは就任にあたり「このたびスポーツディレクターとしてオリンピック・パラリンピックを競技の側面から、そしてオリンピアンの立場からサポートさせていただけること、大変光栄に思うとともに身が引き締まる思いです。かつてない苦難を乗り越え、新しい形の大会でアスリートのみなさんが最高のパフォーマンスを発揮できるよう力を尽くします。室伏さんが築いてこられたアスリートとのコミュニケーション、そして競技団体との理解と友好関係をさらに深め、歴史的な東京2020大会の成功に寄与できるよう精いっぱい務めさせていただきます」とコメントした。

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2020年9月30日のニュース