バックスとレイカーズのオーナーがボイコットに理解を示す 異例の支援声明

[ 2020年8月27日 08:55 ]

バックスの選手がコートに出てこなかったオーランドのアドベントヘルス・アリーナ(AP)
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 試合開始直前にロッカールームから出ずにボイコットを決断したNBAバックスの選手に対し、同チームを所有するマーク・ラスリー共同オーナー(60)は他の2人のオーナーとの共同声明という形で「我々は選手たちの行動を支持する。前もって知らされることはなかったが、心から同意している。“変化”を起こすことこそ、目の前で起きた人種差別問題に焦点を当てる唯一の方法。選手たちはそれをやってのけた」とコメント。選手の独断によるボイコットとあって本来ならば経営側にとっては招からざる事態だったはずだが、全面的に支援する姿勢を示した。

 東地区1位のバックス同様、西地区1位の第1シードとしてプレーオフに臨んでいるレイカーズのジニー・バス・筆頭オーナー(58)も「私はいつでも選手たちの側にいる。400年以上も残酷で偏見に満ちて正義を欠く歴史が続いているので、“もううんざりだ”と一緒になって言えるように行動を起こす必要がある」とボイコットという形の抗議行動に理解を示した。

 この日バックスと対戦する予定だったマジックのマイケル・カーターウィリアムス(28)はコートにいたがバックスの選手たちの決断に共鳴。「連帯する機会に恵まれて光栄だ。“変革の時”がやってきた」とその行動に対して敬意を表していた。

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2020年8月27日のニュース