大リーグでも3試合延期 NBAバックスのボイコットに追随

[ 2020年8月27日 09:37 ]

抗議行動が続くウイスコンシン州ケノーシャ(AP)
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 警官による黒人男性への発砲事件を受けて、NBAバックスが26日の試合をボイコットしたあと米国のスポーツ界は揺れ動いた。

 フロリダ州ブラデントンでレギュラーシーズンの試合を行っている女子プロバスケットボールのWNBAもこの日の3試合を延期。大リーグではバックス同様にミルウォーキーを本拠にしているブルワーズがレッズとのホームゲームを延期にしたほか、カリフォルニア州サンディエゴで行われる予定だったパドレス対マリナーズ戦、同州サンフランシスコでのジャイアンツ対ドジャース戦もバックスの抗議行動を支援する形で実施されなかった。

 ブルワーズとレッズの選手は共同声明を発表。そこには「このような痛みを社会と国家が抱いているので、我々としては人種差別と組織的な抑圧についてもっと注目が集まるようにしたい」と記されていた。

 “無言の抗議”を示したと思われる選手も続出。カブスはタイガース、カージナルスはロイヤルズとこの日試合を行ったが、本来先発に名を連ねているはずのジェイソン・ヘイワード(31=カブス)、デクスター・ファウラー(34=カージナルス)両外野手は試合直前になってメンバーから外れた。理由は公表されていないが、2人ともアフリカ系アメリカンの選手。この日はボイコットという形での抗議行動に加わる選手が目立つ1日となった。

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2020年8月27日のニュース