パナソニック・坂手主将、始動から2週目「ファンの前でプレーがしたい」

[ 2020年8月27日 23:22 ]

練習でのタッチフットで、笑顔を見せながらプレーするパナソニックの坂手淳史主将(中央)
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 今月17日にチーム全体練習を開始したラグビートップリーグ(TL)のパナソニックで主将を務める日本代表フッカーの坂手淳史(27)が27日、群馬県太田市でのチーム練習後に取材に応じ、「全員で集まり練習できるのはうれしいし、改めてラグビーが楽しいと感じる」などと語った。

 チームは今年2月下旬のリーグ休止に伴い活動を停止。その後は屋内ジムを一度に利用できる選手を5人に絞るなどの厳しい制限を掛けながら、各選手が個人トレーニングを行ってきたという。全体練習を開始した現在も、激しい接触を伴う練習は再開できていないが、「基本のところをやっている。今は(スキルなど)一つ一つを確認し、精度を上げていきたい」と焦るようすはなかった。

 坂手自身、自粛期間は「当たり前のようにできていたラグビーができなくなり、寂しさやもどかしさを感じた」という。一方で社会規範に沿って外出は最小限に留め、自宅を中心にトレーニングを継続しながら、マスク配布活動などにも参加。「何をするのが正解か(判断が)難しかった」と話しながらも、社会の一員として新型コロナウイルスの収束に努めたという。

 TLの新シーズンは来年1月に開幕予定。現状では開幕可否や観客入場の可否もはっきりと見通せない状況だが、「(昨年の)W杯の成功があったのは、ファンが背中を押してくれたから。もちろん安全面が確保されることが前提だが、できればたくさんのファンの前でプレーがしたい」と願った。

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2020年8月27日のニュース