内村航平、鉄棒H難度に再挑戦!東京五輪へ大技「ブレトシュナイダー」9月初戦で初披露へ

[ 2020年7月26日 05:30 ]

内村航平
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 体操男子で種目別の鉄棒に絞って来夏の東京五輪を狙う内村航平(31=リンガーハット)が、H難度の大技「ブレトシュナイダー」に再挑戦することが25日、分かった。18年にも習得を目指して練習に取り組んでいたが、実戦で披露する機会はなかった。

 個人総合で12年ロンドン、16年リオデジャネイロと五輪連覇を飾り、団体総合でもリオで金メダル。6種目へのこだわりが強かったが、痛みを抱える両肩の状態などを踏まえて今年2月下旬、鉄棒に絞ることを決断した。以降、ブレトシュナイダーの練習を再開し、既に演技を完遂できるほどの仕上がりだ。

 ブレトシュナイダー抜きで銀メダルだった18年世界選手権は、技の難度を示すDスコアは6.4点だった。大技を組み込んだ新構成ではDスコアは6.6点に。今季初戦の全日本シニア選手権(9月22日、群馬)でベールを脱ぐ予定で、東京五輪への道が本格化する12月の全日本選手権(同)につなげる。

 自国開催の夢舞台開幕まで、1年を切った。延期の原因となった新型コロナウイルスの猛威は収束の兆しを見せないが、「絶対に五輪があると信じてやっている。どういう状況であれ、努力しないといけない」と内村。まだ手にしていない五輪種目別の頂点を見据え、大技の精度を高めていく。

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2020年7月26日のニュース