テニス全米OP、8・31無観客開催へ 錦織、大坂は出場する方針

[ 2020年6月17日 05:30 ]

錦織圭(左)と大坂なおみ
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 米国テニス協会が4大大会の全米オープンを予定通りニューヨークで8月31日から実施する方針を固めたと15日、AP通信が報じた。新型コロナウイルスの感染防止策を含んだ開催案がニューヨーク州に認められれば正式発表される見込みだ。シングルス予選を取りやめ、無観客で行う予定。選手に同行するスタッフの人数を制限し、大会中の宿泊先も限定する。広報担当は「何よりも健康と安全を重視した包括的なプランだ」と強調した。

 感染リスク減少への手を打つが、白人警官による黒人男性暴行死事件への抗議デモに伴う感染再拡大への懸念も強まり、開催への不安は残る。男子は世界ランキング1位のジョコビッチ(セルビア)らが出場に難色を示している。4大大会23回の優勝を誇る女子のS・ウィリアムズ(米国)は2歳の娘がいるため、同行スタッフ制限でシッターを帯同できないために出場は難しいとの見方もある。

 一方で、日本の男女エース錦織圭、大坂なおみ(ともに日清食品)は出場する方針。大坂はカリフォルニア州でツアー再開に向けた準備を進めており、錦織は右肘手術からの復帰を目指してフロリダ州で練習に取り組んでいる。

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2020年6月17日のニュース