操縦士にアルコールと薬物の服用はなし 故ブライアント氏を乗せたヘリのパイロット

[ 2020年5月16日 09:46 ]

墜落したヘリコプターを操縦していたアラ・ゾバヤン氏(AP)
Photo By AP

 米カリフォルニア州ロサンゼルス郡の検視局は15日、NBA元レイカーズのコービー・ブライアント氏ら9人が死亡したヘリコプターの墜落事故に関しての調査結果を公表。AP通信が報じているもので、中型機となる「シコルスキー・S―76B」を操縦していたアラ・ゾバヤン氏(50)の体内からはアルコールや薬物などは検出されなかったと発表した。

 同機は今年の1月26日、ロサンゼルス南東部のニューポートビーチの空港から、複合スポーツ施設の「マンバ・スポーツ・アカデミー」のあるサウザンドオークス付近の空港に向けて濃霧の中を離陸。しかし離陸から39分後、同州カラバサスの傾斜地に加速しながら下降して激突してブライアント氏と次女ジアナさん、さらにゾバヤン操縦士を含む9人全員が死亡した。

 なお連邦捜査局(FBI)は事故原因についての捜査を継続中。18人のメンバーで構成される国家運輸安全委員会(NTSB)の調査結果が発表されるまでには1年以上かかると見られている。

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2020年5月16日のニュース