全柔連 五輪代表13人の内定維持で決定「選考し直す手段がない」

[ 2020年5月16日 05:30 ]

柔道の東京五輪代表に決まり、ポーズをとる(左から)芳田司、浜田尚里、阿部詩、新井千鶴、渡名喜風南、田代未来、高藤直寿、向翔一郎、大野将平、ウルフ・アロン、永瀬貴規、原沢久喜
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 全日本柔道連盟のオンライン会議では男子73キロ級の大野将平(旭化成)、女子52キロ級の阿部詩(日体大)ら男女13選手の代表権を1年延期された本番まで維持することと、規定では今年9月30日で最長の2期8年の任期が終わる男子の井上康生監督の1年続投の方針が固まった。いずれも臨時理事会の書面決議をもって正式承認される。

 代表権維持となった理由について、中里氏は「現在も国際柔道連盟(IJF)から大会日程の連絡がなく、選考し直すにも手段がない」と説明。3月24日に五輪延期が決まった当初は再選考を推す声もあったが、新型コロナウイルスが終息し、国内外で大会を開催する見通しは立たなかった。中里氏は「反対意見もなく、全会一致で決まった」と話した。

 ≪五輪“再切符” 喜びの声≫
 ▼男子60キロ級高藤直寿 気を引き締め直そう。(ツイッターから)

 ▼男子100キロ級ウルフ・アロン どう転んでも戦える準備はしていたので、大きな心境の変化はありません。

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2020年5月16日のニュース