無観客、消毒徹底、ハイタッチ自粛…世界に先駆け韓国女子ツアー開幕 ペ・ソンウ首位発進

[ 2020年5月15日 05:30 ]

韓国女子プロ選手権 ( 2020年5月14日    楊州レークウッドCC=6540ヤード、パー72 )

初日の競技を終えキャディーらと“エルボータッチ”するイ・ボミ(AP)
Photo By AP

 世界のプロゴルフツアーに先駆け、14日に韓国女子ツアー「韓国女子プロ選手権」が楊州のレークウッドCC(6540ヤード、パー72)で開幕した。コロナ禍で世界各地の大会が中止や延期となっている中、無観客、UV消毒装置の設置、屋外での準備運動など数多くのウイルス対策を施しての決行となった。

 厳戒態勢でのスタートだった。選手はゴルフウエア着用で、ウオークスルー方式のUV消毒装置をくぐって会場入り。その先にはサーモグラフィーによる体温測定、手の消毒が待ち受ける。さらに、通常は屋内で行うウオーミングアップは“密”回避のため屋外スペースで。キャディーを含め、プレー中の選手以外はマスクを着用するなど徹底した対策を施した。

 日本ツアー勢のペ・ソンウは5アンダー67をマークして首位発進。聯合ニュースによると「やっと息ができた、生き返った感じ」と話し「静かなコースのラウンドは新しい経験でした」と実感を込めた。現在、世界各国のツアーは活動を停止している状況。再開の是非はさまざまな意見があるが、ゴルフ界にとって一つの指標となりそうだ。

 ▼83位イ・ボミ アイアンの距離感が良くなかったし、少ないチャンスも生かせなかった。でも久しぶりにプレーできて楽しかった。(バーディーなしの2ボギー、74)

続きを表示

この記事のフォト

2020年5月15日のニュース