【羽生結弦の1年 スケートカナダ】“自分は羽生結弦なんだ”って言い聞かせながらまた練習したい

[ 2020年4月4日 05:30 ]

羽生結弦の1年「言葉」と振り返る

スケートカナダ 男子フリー【Origin】(撮影・小海途良幹)
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 フィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(25=ANA)の2019―20年シーズンが終わった。集大成の世界選手権は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期という形で突然、幕を閉じたが、今季も名場面が満載だった。序盤の連戦を経て、たどり着いたプログラムとの決別。そして、四大陸選手権で男子初のスーパースラム達成…。駆け抜けたシーズンを印象的なコメントとともに、振り返る。

 ◆スケートカナダ(19年10月25日~27日 ケロウナ)
「“自分は羽生結弦なんだ”って言い聞かせながらまた練習したい」
「久しぶりに心の中から自分に勝てたなと思える演技」

 まさに芸術の秋だった。GPシリーズ初陣。旋律に合わせたジャンプ、スピン、ステップで高得点を連発。五輪連覇を果たした希代のスケーターは、その存在価値を遺憾なく発揮した。

 SPでは失敗が続いていた冒頭の4回転サルコーを成功。トリプルアクセルはGOE(出来栄え評価)を含め満点の12点をマークした。フリーでは4回転トーループ―1回転オイラー―3回転フリップの連続技を世界初成功させ、異次元の20.90点がついた。SP109.60点は自身の世界記録に迫った。フリー212.99点、合計322.59点とも自己最高点を更新し、チェン(米国)が持つ世界記録にも肉薄した。

 スケートカナダは4度目の正直で初制覇。過去3試合とも2位だけに安堵(あんど)の表情が浮かぶ。高難度のルッツやアクセルがなくても演技の質と工夫次第で得点は稼げる。卓越した技術の総和で挙げたGP通算11勝目。確かな収穫を持ち帰った。

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