【羽生結弦の1年 オータム・クラシック】今は4回転半やるために生きている

[ 2020年4月4日 05:30 ]

羽生結弦の1年「言葉」と振り返る

オータム・クラシック 男子ショートプログラム【秋によせて】(小海途良幹)
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 フィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌五輪連覇の羽生結弦(25=ANA)の2019―20年シーズンが終わった。集大成の世界選手権は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期という形で突然、幕を閉じたが、今季も名場面が満載だった。序盤の連戦を経て、たどり着いたプログラムとの決別。そして、四大陸選手権で男子初のスーパースラム達成…。駆け抜けたシーズンを印象的なコメントとともに、振り返る。

 ◆オータム・クラッシク(19年9月12日~14日 カナダ・オークビル)
「今は4回転半やるために生きている」
「(北京五輪は)競技生活の延長線上」
「見とけ、世界!」

 今シーズン、羽生が選択したプログラムは昨季から引き継いだSP「秋によせて」、フリー「Origin」だった。先人たちへのオマージュであるプログラムを完璧に演じることが最重要課題。準優勝だった19年3月の世界選手権から雌伏経て、実戦の銀盤に立った。

 SPでは4回転サルコーで転倒。トリプルアクセル、4回転―3回転の連続トーループは完璧に決めた。フリーは冒頭のループ、サルコーをこらえて着氷。トーループの回転不足を取られ、4回転ジャンプの成功はなかった。演技後は険しい表情の完璧主義者だが、課題はあぶり出された。4度目の優勝となった大会は、有意義な肩慣らしだった。

 羽生には果てしない野望がある。前人未到の4回転半ジャンプ成功だ。その試行錯誤の先に、22年北京五輪出場への道も開かれていると明かした。王者の新シーズン、反転攻勢ののろしを上げた。

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