三段目・宇良、2場所連続Vで幕下復帰有力

[ 2020年3月23日 05:30 ]

大相撲春場所 千秋楽 ( 2020年3月22日    エディオンアリーナ大阪 )

三段目優勝決定戦で、南海力(左)をはたき込みで破る宇良(撮影・成瀬 徹)
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 元幕内の宇良が三段目の優勝決定戦で、7戦全勝で並ぶ同部屋の南海力をはたき込み、序二段優勝した初場所に続く2場所連続優勝を飾った。関学大出身のご当所力士は「大阪で相撲が取れてうれしい」と笑顔。右膝の負傷から復帰して3場所目。幕下返り咲きを有力とし「(来場所は)きれいな相撲を取りたい。ケガをしないように」と戒めも忘れなかった。

 ▽三段目優勝(7戦全勝) 宇良(うら=本名宇良和輝)西30枚目、大阪府寝屋川市出身、木瀬部屋。関学大から15年春場所初土俵。16年夏場所新十両。17年春場所新入幕。右膝負傷による2度の長期休場で序二段まで転落した。得意は押し、足取り。1メートル75、134キロ。27歳。

 ▽十両優勝(12勝3敗) 琴勝峰(ことしょうほう=本名手計富士紀)東6枚目、千葉県柏市出身、佐渡ケ嶽部屋。埼玉栄高相撲部から17年九州場所初土俵。19年九州場所新十両。得意は右四つ、寄り、突き、押し。1メートル90、165キロ。20歳。
 ▼琴勝峰 今場所は15日間を通して、体がよく動いていた。いつもに比べて相手がよく見えていた。次は番付も大きく上がると思うので、負けないように頑張る。足腰をもっと強くしていきたい。

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2020年3月23日のニュース