【荒磯親方 真眼】力強さもうまさも上手だった鶴竜

[ 2020年3月22日 05:30 ]

大相撲春場所14日目 ( 2020年3月21日    エディオンアリーナ大阪 )

軍配差し違えで3敗を守り、懸賞金を受け取る鶴竜(撮影・北條 貴史)
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 鶴竜は朝乃山が得意な右四つに組まれ、ほぼ負けの相撲でしたが、1対9の1から勝ちました。わずかな隙間に差してくるうまさがあり、下がりながら巻き替えてもろ差しにしました。足腰の強さはもちろんですが、しっかり残してから投げの打ち合いに持っていくなど、流れを断ち切る力強さ、うまさとも一枚も二枚も上でした。

 巻き替えられてもろ差しにされたら、おなかを突き出して前に出ろというのがセオリーです。並の力士であればもろ差しになると腰が引けるので、そこで前に出れば一気に寄れます。朝乃山も前に出たのですが、鶴竜は終盤になって体が動いていて切れもあり、セオリーは通じませんでした。

 横綱に連敗した朝乃山ですが、千秋楽の貴景勝戦は変わらず自分の相撲を取りきることでしょう。さらに強くなるのも来場所次第。大関に上がっても上がらなくても、大事な一番になります。 (元横綱・稀勢の里)

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