「大迫杯」創設へ マラソン日本新の報奨金1億円で 大迫「マラソンだけではなく他のイベントも…」

[ 2020年3月3日 05:30 ]

東京マラソンから一夜

笑顔で会見する大迫(撮影・西海健太郎)
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 東京マラソンで2時間5分29秒の日本新記録をマークして3人目の代表内定を有力とした大迫傑(28=ナイキ)が、レースから一夜明けた2日に都内のホテルで会見し、激闘を制した勝利の余韻に浸った。日本記録更新により手にした報奨金1億円の使い道について、来年3月に自身が創設するマラソン大会の費用に充てるほか、中長距離競技会を計画しているという。日本と世界の差を縮めようという大迫の壮大な計画がベールを脱ごうとしている。

 壮絶な争いから一夜明けたエースは穏やかな表情で会見に臨んだ。カラフルなニットセーターにマスク姿で登場。大迫はフラッシュを浴びながら開口一番「一つ終わってホッとした感じです」とかみしめるように振り返った。

 日本新記録を達成して手にした1億円の使い道も徐々に明らかになってきた。昨年10月。ツイッターで来年3月をめどに自らがマラソン大会を創設する意向を表明していたが、この日の会見では「(マラソンを)想定しているのは国内レース。マラソンだけではなく、他のイベントも考えている」とプランの一端を明かした。

 大迫がマラソンとは別に想定しているのはトラックレースだという。「いろいろと整えた段階でしっかり正しい情報を提供したい。近いうちに情報を共有できると思う」と慎重だが、トラック出身の大迫は1万メートル、5000メートル、3000メートル、1500メートルの中長距離の競技会を考えているという。

 競技会の具体的な日程や開催地、スポンサーなどは未定としたが、大迫が掲げる「日本人の限界に挑戦する」というコンセプトに賛同する声は多い。既に前日本記録保持者の設楽悠太(28=ホンダ)や、プロランナーの神野大地(26=セルソース)ら長距離オールスターともいえるメンバーが協力を表明。他競技では既にアスリートの個人名を冠した大会が創設されているだけに「大迫傑記念・中長距離大会」(仮称)の実現もそう遠くはなさそうだ。

 【アスリートの冠大会】
 ☆フェンシング太田雄貴杯 ジュニア育成のため太田氏が企画し、09年から開催。出場選手からは男子フルーレの日本代表・西藤俊哉(長野ク)らも輩出した。

 ☆競泳北島康介杯 五輪2大会連続2冠の北島氏の功績を称えて、15年からスタート。18年から日本新記録10万、世界新記録100万円など賞金制度を設けた。

 ☆体操KOHEI UCHIMURA CUP 東京五輪代表選考会へ実戦を積むために、内村航平(リンガーハット)自らが創設した。20年3月に高崎アリーナで第1回大会が開催予定だったが、新型肺炎の感染拡大を受けて中止。

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