D・ジョンソン、東京五輪不参加へ ツアー優先の意向

[ 2020年3月3日 14:09 ]

 男子ゴルフで世界ランキング5位につけるダスティン・ジョンソン(米国)が東京五輪の参加を見送ると2日、複数の米メディアが報じた。マネジャーが米ツアーでのシーズン総合優勝を争う8月中旬以降のプレーオフ(PO)を優先すると明らかにした。

 35歳のD・ジョンソンはメジャー1勝を含む米ツアー通算20勝で元世界ランク1位。屈指の強豪だが、シーズン総合の王座に就いたことはない。マネジャーは「彼は本当に(選手としての)時間が終わる前に優勝したいんだ」と代弁した。

 男子は2016年リオデジャネイロ五輪を巡ってもジカ熱への懸念などを理由に辞退が相次ぎ、D・ジョンソン、松山英樹、アダム・スコット(オーストラリア)、北アイルランド出身のロリー・マキロイらがツアーでの戦いを優先した。

 今回は世界3位のブルックス・ケプカ(米国)が、1月に五輪とゴルフ界最高の栄誉とされるメジャーの比較について問われ「四つのメジャーの方が間違いなく自分には重要。それからPO総合優勝も。残りがどうなるかはこれから考える」と不参加の可能性を示唆。一方で世界1位のマキロイは、アイルランド代表として東京五輪出場には前向きだ。

 世界15位以内の選手は各国・地域4人までが五輪に出られる。米国勢はケプカを筆頭に10人が15位以内にひしめいており、五輪に意欲的なタイガー・ウッズは11位で同国7番手となっている。(共同)

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2020年3月3日のニュース