松山、アゲアゲ5位 今季3度目トップ5に「凄く明るい材料になった」

[ 2020年2月18日 05:30 ]

米男子ゴルフツアー ジェネシス招待最終日 ( 2020年2月16日    カリフォルニア州 リビエラCC=7322ヤード、パー71 )

15番でバーディーパットを決め、ガッツポーズする松山
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 11位から出た松山英樹(27=LEXUS)は5バーディー、3ボギーの69と伸ばし、通算8アンダーの276で5位に入った。一時は首位と2打差に迫る追い上げを見せ、今季3度目のトップ5入り。首位タイから出て、1アンダーの70で回ったアダム・スコット(39=オーストラリア)が通算11アンダーで4季ぶりの通算14勝目を手にした。

 4日間の晴天が続き、グリーンの硬さと難易度が増したリビエラCC。11位から69と伸ばした松山は、クラブハウスリーダー(その時点で最も良いスコア)としてホールアウトした。首位でプレー中のスコットとは、その時点で3打差だったが「待たないです。アダムは多分、崩さない」。優勝に届かなかった悔しさとともに、確かな手応えを得た1週間になった。

 「ショットに関しては、こうなんじゃないかというのが見つかった。これを続けてどうなるかが楽しみ。凄く明るい材料になった」

 前半で1つ伸ばして7アンダーで折り返すと「10アンダーまで伸ばせばプレーオフにかかる」と後半に向かった。11番でバーディーを奪い首位と2打差。しかし、終盤は一進一退となった。14番で3メートルを外して痛恨のボギー。17番でアプローチを80センチに寄せてバーディーを奪い返した。最終18番では逆転の可能性を信じ、チップインバーディーを狙ったアプローチがオーバー。天を仰ぎ「下手くそだった」と苦笑いした。

 第2ラウンドは57位のカットラインぎりぎりで決勝進出。そこから持ち前のショット力で5位まで順位を上げた。特に最終日は出場選手の平均スコアが1オーバーの72と伸び悩む中、2アンダーをマーク。今季の平均ストローク69・289は堂々の3位と「ショットが安定してきたことは大きな収穫」とうなずいた。

 次戦は20日からの世界選手権シリーズ。「パットも悪くないので、そこがうまくいくと優勝が見えてくる。いい状態をキープしながらやりたい」と通算6勝目を見据えた。

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