東福岡 14大会連続8強 後半28分、CTB広瀬主将が決勝トライ「FWのおかげ」

[ 2020年1月1日 18:07 ]

第99回全国高校ラグビー第4日・3回戦   東福岡17―12国学院栃木 ( 2020年1月1日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<東福岡・国学院栃木>後半、突進する東福岡・広瀬{中央)(撮影・成瀬 徹)
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 国学院栃木との熱戦を制した東福岡が14大会連続のベスト8進出を決めた。

 前半3分にFB吉野遼(2年)が自ら蹴ったパントキックを走り込んでキャッチし、先制トライ。藤田雄一郎監督の先発起用に応える。同15分に逆転されるが、20分に、ラインアウトモールからプロップの高木志門(3年)が左中間にトライを決め、12―7と5点リードで折り返す。

 後半は両チームのディフェンスのしのぎあいに。東福岡は何度も攻めるが、あと一歩のところで攻略できない。22分に、同点のトライを決められ12―12。CTB広瀬雄也主将(3年)は「最悪のケースを考えたけど、やってきたことを出せば勝てるチャンスはある」と気持ちを切り替えたという。

 迎えた28分。右中間ラックから右フランカーの井上風雅(3年)が前方に持ち出し、チャンスメーク。「劣勢だったので、自分がいかないと、と思った」と井上。SH西村笙(3年)につなぎ、最後は広瀬主将が右中間に決めた。「FW全員から“俺たちが勝っているから、俺たちに託して”と声がかかったので、そこはFWに託した。井上がラインブレイクしたので、決めるだけだった。FWのおかげだと思う」と感謝した。

 3日の準々決勝は前回大会4強の流通経大柏(千葉)と対戦する。藤田雄一郎監督は「今年はどこと当たってもチャレンジャーなので、チャレンジしていくだけ」と話した。

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2020年1月1日のニュース