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リーチ・マイケル 履正社高校でトークイベント、日本スポーツの課題指摘「言葉の壁ある」

[ 2019年12月22日 12:02 ]

トークイベント「日本スポーツと英語の新時代」に参加したリーチ・マイケル(撮影・坂田 高浩)
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 W杯日本大会で史上初の8強入りを果たしたラグビー日本代表で主将を務めたリーチ・マイケル(31=東芝)が22日、大阪・豊中市の履正社高校で行われた「日本スポーツと英語の新時代」と題するトークイベントにゲスト出演。スポーツとコミュニケーションに関して熱弁をふるった。

 「ニュージーランドから来日したのは15歳のときでした。日本語は勉強していたつもりだけど、最初は全く通じなかった。です、ますという教科書だったし、行きますという言葉しか分からない。行くぞとか、行こうぜという意味も分からない。そんなスタートでした」

 「1年で何とか聞き取りが出来るようになって、1年半で少し話せるようになった。言葉を学ぶには環境が大切。日本語を学ぶには、やはり日本で勉強するのが一番だと思う。単語をとにかく覚えたら、何とかコミュニケーションは取れると思う」

 「それでも日本語は難しい。簡単な言葉でも意味が通じるように訳するのは難しい。よろしくやお疲れさまという言葉は、うまくあてはまる英語がないと思う。根性とガッツもニュアンスは少し違う。代表チームでは言葉だけでなく、日本の文化、歴史を知ることが必要だと言ってきたが、その考えに至ったのは日本で最初に迎えてくれたホストファミリーの影響が大きかった」

 「世界でも日本は英語が通じない国のひとつ。ラグビーでも技術や練習方法などの情報は言葉の壁があるので遅れていると思う。でも日本にもいいところがある。トレーナーのレベルは米国、英国などと比べてもダントツ。海外でも勝負できるけど、言葉が出来ないと、通訳を含めて2人分の人件費がかかる。それでは通用しない。英語力が高まって、日本のいいところが海外に広まればいいと思う」

 「スランプは誰にもあるはず。それをどう乗り越えるか。まずはスランプだということを謙虚に自分で認めること。自分で認めることで、注意力が上がる。そうすると、周りがよく見えるようになる。スランプだと認めることが大事」

 履正社高系列の履正社医療スポーツ専門学校(大阪市)が来春に新設するスポーツ外国語学科の学科長に、日本代表通訳の佐藤秀典氏(38)が就任することになり、親交の深いリーチが多忙の中、駆けつけた。

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