ヒートが敵地でラプターズを撃破 スパーズは再延長の末にロケッツに逆転勝ち

[ 2019年12月4日 15:12 ]

ラプターズのパウエルをかわしてドリブルで前進を図るヒートのバトラー(AP)
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 NBAは3日に各地で7試合を行い、ヒートは敵地トロントで昨季王者のラプターズを延長の末に121―110(前半58―53、延長13―2)で振り切って3連勝で15勝5敗。ジミー・バトラー(30)が延長での8得点を含む22得点と13リバウンド、12アシストで今季自身初のトリプルダブルを達成して勝利に貢献した。

 ラプターズの連勝は7で止まって15勝5敗。ホームでは今季10戦目で初黒星を喫した。親指を痛めていたカイル・ラウリー(33)は12試合ぶりに復帰して41分出場し、12得点と11アシストを稼いだものの、3点シュートは11本すべて失敗。ヒートとラプターズは同じ勝率になったが、直接対決に勝ったヒートが東地区全体の2位に浮上し、首位バックス(18勝3敗)とは2・5ゲーム差となった。

 不振に陥っていたスパーズは地元サンアントニオで再延長の末にロケッツを135―133(前半59―63、延長11―11、再延長9―7)で退けて8勝14敗。第3Q終盤で22点差を追い、第4Qの残り4分でも10点差のビハインドだったがここから猛追。この日23得点のデマー・デローザン(30)が1点差を追っていた再延長の残り3・3秒に値千金のフリースローを2本とも決めて逆転し、残り0・8秒にはロケッツのジェームズ・ハーデン(30)からチャージングを誘って勝負を決めた。

 スパーズでは主力フォワードのラマーカス・オルドリッジ(34)が脚の故障で2試合連続で欠場となったが、先発で出場したブリン・フォーブス(26)が25得点を稼ぎ、ベンチから出たロニー・ウォーカー4世(20)は今季の平均が2・5得点だったにもかかわらず、第4Qの19得点を含めて自己最多の28得点をマークしてオルドリッジの穴を埋めた。

 ロケッツは3連勝を逃して13勝7敗。11月30日のホークス戦で60得点を記録しているハーデンは24本のフリースローをすべて成功(チーム記録)させて50得点をたたき出したが、最後は痛恨のチャージングとなった。センターのクリント・カペラ(25)は22得点と21リバウンドを記録。ラッセル・ウエストブルック(31)は19得点、10リバウンド、10アシストで今季4回目のトリプルダブルを達成したが勝利には結びつかなかった。

 西地区全体の上位2チームが激突したデンバーでの一戦は、1位のレイカーズが105―96(前半60―49)で2位のナゲッツを下してロードでは今季10戦9勝。アンソニー・デービス(26)とレブロン・ジェームズ(34)がともに25得点をマークしてチームをけん引した。

 ナゲッツは6連勝のあと連敗。終盤で10点差をつけられながら、残り2分33秒に1点差まで詰め寄ったが勝ち越すことはできなかった。

 <3日の結果>
マジック(9勝11敗)127―120*ウィザーズ(6勝13敗)
ピストンズ(8勝13敗)127―94*キャバリアーズ(5勝15敗)
ヒート(15勝5敗)121―110(延長)*ラプターズ(15勝5敗)
マーベリクス(14勝6敗)118―97*ペリカンズ(6勝15敗)
*スパーズ(8勝14敗)135―133(再延長)ロケッツ(13勝7敗)
レイカーズ(18勝3敗)105―96*ナゲッツ(13勝5敗)
*クリッパーズ(16勝6敗)117―97トレイルブレイザーズ(8勝13敗)

 *はホームチーム

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