ハンドボール日本女子 最多34失点初黒星で世界選手権3連勝ならず…奮闘5得点の田辺も落胆

[ 2019年12月4日 05:30 ]

ハンドボール女子世界選手権第4日 ( 2019年12月3日    パークドーム熊本ほか )

<日本―スウェーデン>前半、相手ゴール前で厳しくマークを受ける石立(中央)
Photo By 共同

 1次リーグD組の日本は前回大会4位のスウェーデンに26―34で敗れ、今大会初黒星を喫した。今大会最多失点で開幕3連勝はならず。2勝1敗の3位となり、5日には16年リオデジャネイロ五輪金メダルで、開幕3連勝中の強豪・ロシアと対戦する。

 平均身長で9・3センチ上回る相手に、最後は力負けした。キルケリー監督は「相手が賢さと経験で勝っていた」とした上で「34失点は多すぎる」と厳しい言葉を口にした。

 立ち上がりは上々だった。田辺夕貴(北国銀行)が相手ミスからの速攻で連続得点するなど3―0。一時は5―1までリードしたが、12分すぎに追いつかれると守備が崩れた。好機での決定力も下がり、チーム最多5得点と奮闘した田辺は「ミスが続いた時に連鎖してしまった」と肩を落とした。

 一方で、4点差に詰め寄った後半開始直後など「出だしの5分、10分はうまくつないで大事にできた」と練習での取り組みの成果は表れている。次戦はさらに強敵が相手となるが「同じミスをしないように、課題を次に生かしたい」と切り替えた。

続きを表示

2019年12月4日のニュース