八村に聞く 15得点奮闘「最初からアグレッシブにやった」、初のセンターは「勉強になりました」

[ 2019年12月4日 12:58 ]

初めてセンターとして先発したウィザーズの八村(AP)
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 NBAウィザーズの八村塁(21)は3日、本拠地ワシントンDCで行われたマジック戦で、本来のパワーフォワード(PF)ではなく初めてセンター(C)として先発。38分30秒プレーして15得点、6リバウンド、4アシストだった。チームは120―127で敗れて3連敗となり、今季成績は6勝13敗となった。

 試合後の八村との一問一答は以下のとおり。

 ――ケガ人が多い中、チームは頑張ったのでは。

 「ケガ人が4、5人くらい出てしまって、センターもいない状態。人がいない状態で試合やって、僕らとしては勝つ気でいきましたし、最初からアグレッシブにやったんですけど、やっぱり相手が変なシュートを決めたりとか、そういうところで、惜しい試合になったなと思います」

 ――センターで多くの時間をプレーしたが。

 「久しぶりのセンター。僕はどこのポジションでもできるというプレースタイルなので、今日も違うポジションでやるっていうことで、いろいろ勉強になりました。チームとしてもこういうの(人手不足)が続く可能性があるので、今日の試合でダメだったところとか、すぐに直すことができたらいいなと思います」

 ――個人のプラスマイナスはプラス6だった。

 「チームに影響、インパクトを与える選手になりたいので、そういうところも重視しています。得点だけじゃなく、チームの勝ち負けに関わる頑張りができたらいいなと思っています」

 ――次の76ers戦(5日)ではジョエル・エンビードとのマッチアップがあるかもしれないが。

 「そうですね、頑張ります(笑い)」

 ――大きい選手だが。

 「大きい選手と戦うということで、負けないで、しっかりやりたいなと思います」

 ――センターのトーマス・ブライアントが不在になったことで、踏ん張りどころ、カバーしたいという思いはあったのか。

 「リバウンドのところが(課題として)絶対にあったが、今日はチーム全体で頑張れたんじゃないかなと思っています。あとはディフェンスのところでも、スイッチせざるを得なくなるので、僕らも1番(PG)から5番(センター)までスイッチというのはあまりやったことがなかったので、今日はそういうところで最初はミスが多かったんですけど、後半は少しそれを直せたんじゃないかなと思っています」

 ――4アシストはキャリアハイ。経験を積んで、NBAでもこれまで以上に周りが見えるようになってきているのでは。

 「もう20戦近くやってきて、まだまだ半分もいっていない中でも、いろいろ経験してきた。どういうところでパスをするとか、得点もそうですし、ディフェンスでも少しずつNBAのバスケにも慣れてきているんじゃないかなと思います。僕はいろいろなポジションでやっていける選手なので、これからもいろいろ学べる機会が多いと思うので、しっかりとやっていきたいなと思います」

 ――相手はショットフェイクを狙ってきていたが、それほど引っかかることもなく、うまく適応できてきていたのでは。

 「そうですね、ショットフェイクのところもそうですね。ずっとフィルムで見てきていて、(これまで引っかかっていたことを)相手も分かっていたと思うので、それを重視してやってきたのではと思う。僕もフィルムを見ているので、コーチにも試合前に“ショットフェイクに引っかかるな”と言われているので、そういうところは意識してできたんじゃないかなと思います」

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