W杯出場なし北出 4年後は「さらに意欲」 北出丼秘話も

[ 2019年11月11日 18:20 ]

W杯を振り返った北出卓也
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 2日に閉幕したラグビーW杯で、史上初の8強入りを果たした日本代表のフッカー北出卓也(27=サントリー)が11日、東京都内で取材に応じ、4年後の2023年W杯フランス大会出場への意欲を示した。

 昨季のトップリーグでの活躍が認められて昨年12月にW杯候補に加わり、代表キャップを持たないままW杯代表に初選出。前哨戦だった9月6日の南アフリカ戦に途中出場して初キャップを獲得したものの、大会本番では出場機会がなかった。「悔しかったですけど、同時にあの雰囲気の中で出場したいという意欲がどんどん強くなった。4年後はさらに意欲を持っている。主力として出たい」と力強く言い切った。

 大会中は週の初めにチーム内のメンバー発表が行われ、1週間をかけて対戦相手の対策を行う。23人の登録メンバーに名前がないと、「やはり落ち込んだ」と振り返ったが、気持ちを切り替えてスクラムを徹底分析。練習では対戦相手を演じきって、出場メンバーのために身を粉にした。印象に残ったシーンには1次リーグ第2戦のアイルランド戦、相手ボールのスクラムでペナルティーを誘ったプレーを挙げ、「グーくん(プロップ具智元)がガッツポーズをした。分析がうまくいった」と話した。

 大会中に話題になった、「北出丼」の秘話も披露した。ご飯に明太子、しらす、高菜、ネギ、たまごを乗せ、最後にごま油をかける絶品が誕生したのが10月4日、サモア戦を翌日に控えた愛知県豊田市内の宿舎ホテルの朝食会場だった。何気なく作って食べていたところ、同じテーブルに座った中村亮土(サントリー)や松田力也(パナソニック)が興味を示し、「うまい、となった」。翌日、朝食会場に行くと、次々に「ありがとう」と声を掛けられ、北出丼が長期の活動で食事面でマンネリ気味だった代表選手の胃袋を救ったことを知ったという。

 実は実家は京都市内で仕出し店「栄亭」を営んでおり、レシピは勘頼みながら「その血を継いでいるのかも」と両親に感謝した。北出丼の存在がメディアを通じて世に広まり、父は店での販売を画策したものの、「母親が“息子で商売をするな”と」と却下された話を披露し、笑いを誘った。

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