八村、初Wダブル!!10得点&両軍最多12リバウンド 23日開幕戦へ手応え

[ 2019年10月15日 05:30 ]

オープン戦   ウィザーズ108―115バックス ( 2019年10月13日    ワシントン )

リバウンドを取る八村(右)(NBAE提供・ゲッティ=共同)
Photo By ゲッティ=共同

 NBAウィザーズの八村塁(21)は13日、本拠地ワシントンで行われたオープン戦のバックス戦で、2試合ぶりに先発し、26分48秒のプレーで10得点、両軍最多の12リバウンドをマーク。2部門で2桁を記録する「ダブルダブル」を初めて達成した。チームは18日の76ers戦でオープン戦を終え、23日に敵地ダラスでマーベリックスとの開幕戦に臨む。

 八村らしいジョークで切り返した。米メディアから、8本中わずか成功1本のフリースローを問われた時だ。「何かがずっと目に入っていたからで、大丈夫ですよ」。この日はフィールドゴールも13本のうち成功は4本。第1Qにはシュートの際に手が相手の顔面に当たり、フレイグラントファウル(危険な反則)を宣告された。それでも初のダブルダブルをマークし、「オフェンスでは乗れなかったけど、他のところはよくできたんじゃないか」と前向きだった。

 光ったのは7本を記録したオフェンスリバウンド。第3Qには3本連続獲得で攻撃の起点になり続け、「僕はディフェンスもオフェンスもリバウンドでも、毎試合活躍できる選手と思っている」と胸を張った。バックスは昨季MVPのヤニス・アデトクンボが欠場したが、9月のW杯で対戦したイルヤソバ(トルコ)とマッチアップ。米国代表のロペスやミドルトンとも言葉を交わし、「同じカンファレンスなので、多く対戦する機会があると思うので楽しみ」と“本番”を心待ちにした。

 ブルックス監督はフリースローを外し続けた八村に「ショッキングだった」と言いながらも「マイケル・ジョーダンだって不調の日はある。堅実にプレーしてくれた」と評価した。オープン戦は残り1試合。「チームとしてリズムがつかめてきているのは、試合を通して見えてきた」。八村にもNBAへの手応えが見え始めている。

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