中垣内ジャパン、世界王者ポーランドに善戦 2戦連続金星ならずも“可能性”を見せた

[ 2019年10月2日 21:32 ]

バレーボール男子W杯 第2日   日本1-3ポーランド ( 2019年10月1日    マリンメッセ福岡 )

日本―ポーランド 第1セット、スパイクを決める石川
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 バレーボール男子のワールドカップ(W杯)は2日、マリンメッセ福岡とホワイトリング(長野)で開幕。各3試合が行われ、世界ランキング11位の日本は同4位・世界選手権王者のポーランドと対戦。セットカウント1―3と善戦するが、前夜のイタリア戦に続く金星とはならなかった。

 第1セットの前半は両チームともにミスが目立ち、点差がつかない状況が続く。16-16と同点で終盤に入るが、そこで日本にミスが連発し3連続失点。流れがポーランドへと傾く。小野寺が相手エース・クレクのスパイクを止めるなど見せ場を作るが、結局23-25と僅差で第1セットを落とした。

 第2セットも競った展開となるが、日本チームのサーブの精度が上がらない。逆にポーランドのサーブがコースに決まり始め、サービスエースが多く出るようになってしまう。悪い流れは続き、4連続失点の後に7連続失点。気が付けば8-19と11点差がついてしまった。後半、日本も李や福澤などの活躍で追い上げるが、17-25と大差をつけられ第2セットも落とした。

 後のない第3セット、序盤は日本ペースで10-5と5点のリードを付ける。しかし王者ポーランドは徐々に点差を詰め、13-12と1点差にまで肉薄。それでも日本は逆転を許さず着々と得点を挙げていく。終盤は完全に日本ペースとなり、25-19と6点差を付け第3セットをものにした。

 第4セットは点の取り合いも、徐々にポーランドペースへ。日本の攻撃もブロックの網にかかり始め、どうしても点差を詰められない。2回目のテクニカルタイムアウトを9-16の7点差で迎えると、そのまま押し切られる格好に。18-25でこのセットを落とし、セットカウント1-3でポーランドに敗れた。

 日本は2戦を消化し、1勝1敗の五分の星(勝ち点3)。出場12チームは1回戦総当たりのリーグ戦を行い、勝利数や勝ち点などを基に順位を決定。日本の次戦は4日で、世界ランク22位のチュニジアと対戦する。

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