プロップ中島 アイルランド戦ノックオンの名誉挽回へ「魚を食べてリカバリー」

[ 2019年10月2日 05:30 ]

ラグビーW杯1次リーグA組   日本ーサモア ( 2019年10月5日 )

会見で笑顔を見せる中島(撮影・久冨木 修) 
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 力強いプレーが武器のプロップ中島イシレリは、見た目もインパクトがある。髪とヒゲは金色。試合中に装着するマウスピースは赤。笑うと口の中から派手な色をのぞかせる。5日のサモア戦もラッキーカラーを口に入れて戦う。 日本代表メンバー

 「チームが赤だから。神戸(製鋼)、日本、(出身の)トンガも赤。俺も赤好き」

 スコットランドに敗れて後がなくなった相手は、パワープレーを得意とする。スクラムも強力だ。「サモアは重い。(対面の)3番も強い」。警戒した先発候補アラアラトアは、体重128キロで、弟はオーストラリア代表。控えのJo・レイはイングランドでプレーする。この2人を封じることを優先事項に掲げた。

 名誉挽回の試合になる。大金星で世間を沸かせたアイルランド戦。稲垣に代わって途中出場で奮闘しながら終了間際にノックオンを犯した。相手がボーナス1点を確保するためにタッチへ蹴り出して試合終了となったが、一つ間違えば、同点にされた可能性もあった。

 痛恨の場面を振り返り「しまったな。蹴った瞬間、良かった」と苦笑い。切り替えて次のサモア戦に臨むべく、「たまに朝、昼を食べないけど、ちゃんと食事を取る。魚を食べてリカバリーしたい」と話した。大食漢でかつて体重150キロもあったが、今は和食中心のバランスの取れた食生活を心掛け、栄養士からも「模範的」と褒められているという。2連勝に浮かれてはいない。

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2019年10月2日のニュース