石川祐希、世界王者相手に善戦も悔しい敗戦「僕たちのやりたいバレーをやられた」

[ 2019年10月2日 22:57 ]

バレーボール男子W杯 第2日   日本1-3ポーランド ( 2019年10月2日    マリンメッセ福岡 )

ポーランドに敗れ、肩を落とし引き揚げる石川(14)、関田(12)ら
Photo By 共同

 バレーボール全日本男子は世界選手権王者のポーランドと対戦し、セットカウント1-3で敗戦。相手の主力メンバーを引き出した上での1セット奪取ということもあり、メダルの可能性も十分期待できる実力を見せつけた。

 エースの石川祐希は、この試合を振り返り「僕たちのやりたい“サーブで攻めてディフェンス”ってバレーを向こうにやられたので、こういう結果になったと思います」とコメント。サーブミスが目立ち、思ったような展開に持ち込めなかったことを悔やんだ。

 相手が屈指の強豪であるだけに、勝利をものにするには“サーブで崩す”ことは当然必要となってくる。石川は「やっぱり僕たちの武器であるサーブが有効に効いてる時は、ブレークも取れていい展開に持ち込めてますし、逆に向こうのサーブが走って僕たちが取られなくなると簡単に負けてしまうので」と、サーブの重要性を力説。「そこら辺はまだまだ足りない部分かな、と思います」と、チームがいまだ発展途上にあることを示唆した。

 この日は勝負どころの大事な場面でブロックが決まった。そのことを振られると、石川は「ブロックポイントについても増えてきてはいるので、抜けた部分のディフェンス、そこをちょっと強化していきたいと思います」と、さらにブロック後のケアにも目を向けていた。

 第2セットの苦しい展開から第3セットの奪取。そのままストレートで敗戦しかねない流れだっただけに、チームの修正力が光った。これについて石川は「2セット目、簡単に取られてしまったんですけど、3セット目取りきれたっていうことは、一つ大きなポイントだったと思いますし、それを継続させていきたいと思います」とのコメント。ポーランド戦は、チームが着実に力をつけてきたことを示す試合といえた。

続きを表示

この記事のフォト

2019年10月2日のニュース