国士館・斉藤、団体決勝で代表戦制しV “高校3冠”達成へと導く

[ 2019年8月11日 05:30 ]

総合 全国高校総合体育大会(インターハイ)第15日 ( 2019年8月10日    鹿児島アリーナなど )

男子団体で優勝し、笑顔で記念撮影する斉藤(上段・左から2人目)ら国士舘の選手
Photo By 共同

 5競技が行われ、柔道男子の団体は国士舘(東京)が大牟田(福岡)を代表戦の末に下し、3年ぶり15度目の優勝を果たした。個人戦は60キロ級で近藤隼斗(佐賀工)が2連覇。66キロ級は田中龍馬(佐賀商)、73キロ級は有馬雄生(神奈川・東海大相模)が制した。アーチェリー団体で男子は愛知産大三河が6年ぶり4度目、女子は甲南女(兵庫)が11年ぶり4度目の制覇。弓道団体の男子は岡山工が、女子は天童(山形)がともに初優勝した。

《国士舘 柔道男子で優勝し高校3冠達成》
国士舘が3月の選手権、7月の金鷲旗に続く高校3冠を達成した。決勝の大将戦、代表戦に連勝して日本一に導いた、斉藤は「今まで一番うれしい優勝」と笑顔を見せた。

 昨年は天理(奈良)との決勝で代表戦を託され、敗戦。この悔しさが成長の原点となった。1年前と同じ状況で、冷静に距離を取りながら左の奥襟をつかみ、大外刈りで一気にねじ伏せた。最上級生になって初めてインターハイ団体を制し「借りをみんなで返せた」とチームメートと涙した。

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2019年8月11日のニュース