4大関休場!昭和以降初の異常事態、八角理事長「申し訳ない」

[ 2019年7月18日 05:30 ]

大相撲名古屋場所11日目 ( 2019年7月17日    ドルフィンズアリーナ )

高安の休場で白鵬の不戦勝となり、土俵上に掲げられた垂れ幕(撮影・坂田 高浩)
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 大関・高安が「左肘関節内側側副じん帯断裂で約1カ月間の休養加療を要する見込み」との診断書を提出して、昨年夏場所以来、通算5度目の休場となった。大関では貴景勝、栃ノ心、豪栄道に続いての休場で、4人以上の大関が休場するのは昭和以降初めての異常事態。昨年夏場所以来の大関不在となった。横綱・鶴竜は平幕・琴奨菊を退けて初日から11連勝。白鵬は高安の休場により不戦勝で1敗を守った。

 優勝争いに食らいついていた大関・高安も姿を消した。8日目の玉鷲戦で左肘を痛めた後も患部にサポーターを巻いて出場していたが、じん帯断裂ではこれ以上、相撲を取ることは不可能だった。高安と話し合って休場を決めた師匠の田子ノ浦親方(元幕内・隆の鶴)は「肘は動かすと痛みがあり、力が入らない状態。次の場所に間に合うように治療させたい」と説明した。

 栃ノ心が1場所で大関に復帰した今場所は17年初場所以来、15場所ぶりの4大関で迎えた。だが、右膝を痛めていた貴景勝が初日から休場すると、負の連鎖は栃ノ心、豪栄道、好調だった高安にも及んだ。4大関以上の休場は昭和以降初。大関が空位だった1981年秋場所を除き、全ての大関が休場したのは59年秋場所(琴ケ浜の1大関)、2018年夏場所(高安、豪栄道の2大関)に続いて3度目となった。

 大関は相撲協会の看板力士としての責任を担う。その4人が姿を消し、優勝争いを左右する白鵬と高安の取組は不戦となった。八角理事長(元横綱・北勝海)は「申し訳ない。(大関と)2人の横綱戦がないのは申し訳ない。(高安が)相撲を取れないのは申し訳ない」と神妙な面持ちで三たび、謝罪した。

 大関の優勝は17年初場所の稀勢の里(現荒磯親方)を最後に遠ざかっている。この1年は横綱の休場が目立つ中で関脇以下に4度も優勝をさらわれるなど、大関の威厳は崩壊しつつある。高安の兄弟子だった荒磯親方は「それぞれいろいろあると思うが、大関がしっかりしないと場所も盛り上がらない」と奮起を促した。

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