錦織、4強懸け打倒“芝の帝王”フェデラー戦へ自信「勝てるとは思っている」

[ 2019年7月10日 05:30 ]

テニス ウィンブルドン選手権第7日 ( 2019年7月8日    英ロンドン・オールイングランド・クラブ )

男子テニス・錦織圭(撮影・小海途 良幹)
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 男子シングルス4回戦で第8シードの錦織圭(29=日清食品)は世界ランキング58位のミハイル・ククシュキン(31=カザフスタン)を6―3、3―6、6―3、6―4で下し、2年連続2度目の8強入りを果たした。錦織は日本男子として1933年大会4強の佐藤次郎以来、86年ぶりの準決勝進出を懸け、10日の準々決勝(日本時間同日午後9時開始のセンターコートの2試合目)で、4大大会最多20度優勝を誇るロジャー・フェデラー(37=スイス)と対戦する。

 機は熟した。8強へと進撃を続ける錦織が、いよいよフェデラーとの天王山に挑む。過度の重圧はない。「(力関係は)対等とは思っていないけど、勝てるとは思っている。怖さは前よりはない。向かっていくだけなので。自分の力を出し切れたらと思います」。言葉の端々に、みなぎる自信がうかがえた。

 “準備運動”は完璧だった。4回戦ではククシュキンのスライスショットに手を焼き、第2セットを失った。だが、臨機応変なスタイルが錦織の真骨頂。ラリー戦に持ち込み、相手のミスを誘った。「我慢しながら勝てた」。過去9戦9勝のククシュキンを打ち砕き、珍しくお辞儀ポーズを披露。ウィンブルドンは2大会連続2度目、グランドスラムは5大会連続の8強進出を果たし、帝王への挑戦権を得た。

 フェデラーとの激突は11度目となる。直近の試合では勝利しているが、ハードコートだったため「芝でのプレーはちょっと違う」と警戒する。フェデラーの4大大会20度、ウィンブルドン8度の優勝は男子最多。ウィンブルドンで初めて相まみえる「芝の王者」との一戦は、栄えあるセンターコートに決まった。「速い展開をしてくるだろうし、今までと同じラリーはできない」。日本のエースはイメージを膨らませた。

 錦織が4強入りを果たせば、1933年の佐藤次郎以来86年ぶり、戦後初の快挙となる。9日は練習の予定を入れず、休養に充てた。「芝で最高の相手とやれるのは楽しみ」。日本テニス界の歴史の扉をこじ開けるか。帝王にのみ込まれるか。その答えは、聖地のセンターコートにある。

 《BIG3との“3連戦”》○…初の頂点を目指す錦織は、BIG3との“3連戦”が待ち受ける。仮に世界ランク3位のフェデラーを下しても、準決勝で同2位ナダル(スペイン)、決勝では同1位ジョコビッチ(セルビア)と当たる可能性が高い。錦織が4大大会で3強を負かした経験は、14年全米オープン準決勝でジョコビッチを撃破した1度だけ。分厚い壁をこじ開けられるか。

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