錦織 休養でリフレッシュ 3回戦&“先”見据え練習キャンセル

[ 2019年7月6日 05:30 ]

テニス ウィンブルドン選手権第5日 ( 2019年7月5日    英・ロンドン・オールイングランド・クラブ )

ノリ―を下した錦織(撮影・小海途 良幹)
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 6日に3回戦に臨む男子シングルス世界ランク7位で第8シードの錦織圭(29=日清食品)は、練習をキャンセルして休養に充てた。過去4戦全勝の世界71位のスティーブ・ジョンソン(29=米国)との対戦は“体内記憶”を呼び覚まして勝利を目指す。3回戦は第3コート第1試合、日本時間午後7時から行われる。4日に行われた2回戦では世界55位のキャメロン・ノリー(23=英国)を6―4、6―4、6―0で下した。

 1、2回戦を省エネで切り抜けた錦織の姿は、ウィンブルドンになかった。正午から1時間、練習コートで汗を流す予定をキャンセル。6月の全仏オープンで右上腕を負傷しており、今後の戦いを見据えて充電した。

 次戦で相まみえるジョンソンには過去4戦全勝。芝コートでも14年ゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ・ハレ)で6―1、7―6で勝利している。その対戦について問われた錦織は「思い出せません」と苦笑いを浮かべた。だが、印象はなくても過去に打ち合い、勝った経験が省エネで突破を狙う錦織の助けになる。「単純な作戦では勝てない。いろんなショットを混ぜてプレーする」と意気込んだ。

 2回戦は格下のノリーを1時間48分で料理。「反省点はないくらい」と振り返る。3回戦はウィンブルドン通算20勝、歴代84人目となるツアー通算400勝が懸かる。未到の領域を突き進む日本のエースが、さらなる高みを目指す。

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2019年7月6日のニュース