サニブラウン 21日リレー侍デビューへ アンカー濃厚

[ 2019年7月5日 05:30 ]

サニブラウン・ハキーム
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 今月21日に英ロンドンで行われる陸上のダイヤモンドリーグの男子400メートルリレーに、100メートル日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)が出場することが濃厚になった。日本陸連が4日、男子短距離の7月の欧州遠征メンバーを発表し、個人種目に出場しないサニブラウンはリレーのみにエントリー。“リレー侍”デビューはアンカーでの起用が濃厚となっている。

 千両役者が満を持して戦列に加わる。サニブラウンは17年世界選手権ロンドン大会で100、200メートルの個人2種目に出場したものの、脚の痛みが発生しリレーは控え。東京五輪を約1年後に控え、ようやく侍デビューを果たす。

 サニブラウンは今季、フロリダ大でも400メートルリレーに出場。6月の全米大学選手権決勝では2走として日本記録に迫る37秒97で優勝している。起用について、日本陸連の土江寛裕・五輪強化コーチは「2走は大学で経験している。1走は、室内(60メートル)の日本タイ記録をマークするスタート能力がある。後半の勝負強さで4走もある」と3走以外での起用を示唆していた。

 そこでクローズアップされるのが、今回の起用法だ。先月の日本選手権ではスタートでやや出遅れながら、中盤以降の圧倒的なスピードで自身2度目の短距離2冠を達成。助走があり、最も直線的に走る最終走者は、現状では最適とみられる。17年の世界選手権でもアンカー起用プランが最有力だっただけに、スプリンターとしての爆発力を最大に生かせる位置でデビューする可能性は高い。

 不安要素は、日本の精密なバトンパスへの対応力だ。「バトン、下手くそなんで…」と自虐的に語ったこともあったサニブラウンだが、米国を拠点に活動するエースが頻繁に合同練習に参加することはできないのが実情だ。練習機会が少ないからこそ、一回のレースで学ぶことは多い。ロンドンで見せる“初太刀”に、注目が集まる。

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