ラグビーW杯日本代表 新戦闘服は“和”風堂々、兜コンセプト

[ 2019年7月5日 06:00 ]

ラグビー日本代表の新ジャージーを着用し、笑顔の(左から)ラファエレ、堀江、リーチ、福岡、ファンデルヴァルト(撮影・吉田 剛)
Photo By スポニチ

 日本ラグビー協会は4日、都内で9月20日に開幕するW杯で日本代表が着用する新ジャージーを発表した。デザインコンセプトは「兜:KABUTO」で、伝統の紅白の段柄は継承しつつ、黄金の差し色や和柄を採用。ポジション別に3種類を用意するなど、99年の第4回大会から担当するカンタベリーオブニュージーランドジャパン社の粋を集めた新・戦闘服が完成した。27日に岩手・釜石で行われるパシフィックネーションズ杯のフィジー戦から着用する。

 段柄はこれまでの平行デザインから、かぶとの前立てをモチーフにしたものに変化した。鋭角は日本らしいスピード感、躍動感、力強さを表現。前面はV字形で体を大きく見せる視覚効果を得られる一方、背面は富士山をモチーフとした山形となり、後方から追う相手に速さを感じさせる効果があるという。日本代表で初めて採用された黄金色は、富士山の御来光を表現。桜のエンブレムは刺しゅうからシリコーン製3Dとなり、存在感は十分だ。

 日本の伝統ある和柄が生地全面に描かれ、細部にまでこだわりが詰まったデザインとなった。描かれたのは吉祥文様で、全8種類の文様で構成。繁栄を願う「紗綾形(さやがた)」、未来永劫(えいごう)の幸せを願う「青海波(せいがいは)」、縁起柄とされる「矢絣(やがすり)」などで、遠目からみても和のテイストを感じることができる。青色のセカンドジャージーにも同様の和柄が描かれている。コンセプトにはなっていないが、鎧(よろい)を想起させ、紅白の段柄とともに日本の伝統をアピールしている。

 FWには第1列と第2、3列用の2種類のジャージーが用意された。第1列はスクラムの最前列となるため、耐久性やホールド感にこだわる一方、体格を考慮し、胸部に負担をかけないシルエットが採用された。第2、3列用は軽量性も考慮され、よりバランスを重視したつくりに。素材はFW用に開発された経編(たてあみ)技術を取り入れた生地を採用。スクラム時にしっかりパックできるように、伸縮性が抑えられている。

 バックス用はFW用に比べて軽量性、伸縮性とともに、相手につかまれにくいシルエットが採用された。素材も丸編と呼ばれる編み方で開発された新素材を採用。軽量性と耐久性の相反する要素を同時に実現した。FW用2種類とともに共通するのが、身ごろのメイン素材とは別に、袖、肩、脇下に別素材が使われ、計4種類の素材が使われた“ハイブリッド”になっていること。ハンドリングを助けるグリップ加工や着心地も進化した。

続きを表示

この記事のフォト

「渋野日向子」特集記事

「NBA」特集記事

2019年7月5日のニュース