貴景勝に聞く「もう一回つくり直す」「今以上に強く」

[ 2019年7月5日 05:30 ]

7日初日大相撲名古屋場所

稽古後に千賀ノ浦親方(左)と言葉をかわす貴景勝
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 【貴景勝に聞く】

 ――ファンに対して。
 「つかんだ大関の座をいったん手放すことになる。申し訳ない。もっと謙虚に、支えてくれる人のために頑張っていきたい」

 ――苦渋の決断?
 「(優勝した)去年の九州からいい思いをしてきた。ここで悪い経験をするのは自分にとって大事。精神的に強いか弱いか分かれる。もう一回つくり直して地道にやりたい」

 ――栃ノ心は大関から陥落したが復帰した。
 「自分は自分だが、10番勝って戻った力士、先輩、親方がいる。それは励みになる」

 ――膝の状態は?
 「膝は初めての経験。しつこいというかうるさい。日によっても調子が違う。出るつもりでやってきたが切り替えてやるしかない」

 ――負傷後の2カ月はどんな思いだった。
 「悔いはないし、やることはやった。いろいろな人のサポートでここまできた。(休場の)選択まで時間がかかったが、納得していないわけではない」

 ――今後は。
 「今以上に強くならないと(秋場所で)10番は勝てない。部屋にはさまざまなタイプがいる。恵まれた環境に感謝しながら、大相撲に入る前の自分や(幕下以下の)黒まわしのころを思い出しながらやっていきたい」

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2019年7月5日のニュース