バスケ女子代表が完勝 アジアV4へW杯4位の強豪を圧倒

[ 2019年6月1日 05:30 ]

バスケットボールへ 女子国際強化試合 ( 2019年5月31日    茨城・アダストリアみとアリーナ )

<日本・ベルギー>第4クオーター、シュートを決める林(右)
Photo By 共同

 女子日本代表が今年最初の試合としてベルギーとの第1戦に臨み、91―75で勝利した。代表初選出となったシューティングガードの林咲希(24=JX―ENEOS)が、3Pシュート5本を含む19得点と大爆発。昨年のW杯4位の強豪国を下し、今夏開催予定のアジア杯4連覇へ弾みをつけた。第2戦は2日に行われる。

 日本が新たな“飛び道具”を発見した。初出場となった林が第1Qから3Pシュートを3本全て沈め、いきなり11得点。この日のプレータイム16分3秒で両チーム最多の19得点を荒稼ぎした。「思い切って狙った。いい結果が出て、うれしかった」と林。白鴎大時代に素早いモーションでのシュートを猛練習。ホーバス監督が「あなたのリズムがあるから、とりあえず打って。入るから」と一目置くシューターが実力の片りんを見せた。

 リオ五輪8強の日本は開催国枠で東京五輪出場が決まり、今年は強化に充てる重要な年だ。今回は4次にわたる強化合宿を経て、昨年W杯4強の強敵を16点差で撃破。4連覇を狙う今夏のアジア杯へ弾みをつけた。日本が目指すのは鋭い攻守の切り替えを軸に、どこからでも得点を生み出す攻撃スタイル。林の躍動もあり、ホーバス監督は「これが日本のバスケ。素晴らしい」と手応えを口にした。

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2019年6月1日のニュース