鈴木雄介、日本新でV「世界の金メダルを獲ったら完全復活」 日本選手権50キロ競歩

[ 2019年4月14日 11:57 ]

陸上・日本選手権50キロ競歩 ( 2019年4月14日    石川県輪島市・日本陸連公認コース )

50キロ競歩の日本新記録をマークした鈴木雄介は速報計時版の前でポーズ(撮影・中出健太郎)
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 男子20キロ競歩の世界記録保持者・鈴木雄介(31=富士通)が3時間39分7秒の日本新記録をマークして優勝した。トップを独走していた松永大介(24=富士通)が左足裏を痛めて35キロ過ぎで棄権。鈴木は2位グループを形成していた川野将虎(東洋大)とともにトップに立ち、36キロ過ぎに抜け出してフィニッシュした。18年10月に野田明宏(自衛隊)が樹立した3時間39分47秒を40秒更新した。

 15年に20キロ競歩の世界記録1時間16分36秒をマークした後、ケガで不振が続いていた鈴木は「日本記録を狙えると思っていた。まだ完全復活じゃない。練習の段階で調子が上がりきっていなかった」とコメント。「世界の金メダルを獲ったら完全復活といきたい」と強気に話した。9月28日開幕の世界選手権(ドーハ)の代表にも内定したが、「東京五輪のことも考えたい。(世界選手権)回避して東京1本か、考えたい」と言葉を濁した。

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2019年4月14日のニュース